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2005年05月31日

6月のシジミチョウ−5月の勉強会ー

(木原 章 : 2005年05月31日 18:36)コメント (0)

アカシジミ
【シジミチョウ科/Japonica lutea】
赤いシジミチョウ。
6月上旬に年1回だけ発生する。
長池公園では、築池と長池の間の遊歩道沿いで見られる。
夕方、活発に飛翔する。
平地性のゼフィルス(ラテン語で西風、そよ風の意味で、ミドリシジミ類の総称)。




ウラナミアカシジミ(裏波赤蜆)
【シジミチョウ科/Japonica saepestriata】
翅の裏側に波模様のある赤いシジミチョウ。
食樹はクヌギやコナラ。
アカシジミよりやや遅れて、6月中旬に年1回だけ発生する。
クリの開花期と発生期が同じで、クリの花に来ることが多い。
長池公園では、築池と長池の間の遊歩道沿いで見られる。
夕方、活発に飛翔する。
平地性のゼフィルス(ラテン語で西風、そよ風の意味で、ミドリシジミ類の総称)。


オオミドリシジミ
撮影日:2004/06/12 長池公園
梅雨に入る頃雑木林の縁のコナラの木の高い場所で縄張りを張って他のオスが近寄ってくると激しく追い立てます。羽の表側は美しい金属光沢を持った緑色をしていますが、光の当たる角度によっては青みを帯びて見えたりもします。600mmの超望遠レンズを使ってコナラの葉に止まっているところを撮影しましたが、下から見上げる位置からでは翅の表側はチラリとしか見えないのが残念です。


ミズイロオナガシジミ
撮影日:2004/06/5 長池公園
5月末から6月上旬頃に羽化して姿が見られるようになります。長池公園では数は多く、あちらこちらで羽化直後の固体を下草の葉の上などの地表近くで間近に見られる機会が結構あります。翅の表側は上の写真でも少し写っていますが、地味な黒っぽい灰色をしています。オオミドリシジミもミズイロナガシジミも幼虫はコナラの葉を食草としています。


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