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2005年06月02日

エゴノキは残った?

(木原 章 : 2005年06月02日 14:37)コメント (1)


今日、公園を散歩していたらエゴノキの花が空中浮遊していた。
どうやら、落ちてきた花がクモの巣か何かに引っ掛かっているらしいが、その正体は見えない。

最近、近所で噂になっているササの花がここでも咲いたのかと思ったら、やはりエゴノキの花が落ちて、形良くササの上に鎮座している。
どれも良く見てみると、雌しべが無い。

5月12日に未だツボミだったエゴノキの花は、5月下旬に一斉開花し、山を白く染めていた。桜の時はあれほど騒ぐ人々は、余り見向きもしないようだが、一斉開花の迫力は桜に勝るとも劣らない。

空中浮遊のエゴノキの花を撮影していても、次から次へと花が落ちてきて頭にぶつかってくる。小生の頭に、今更花を咲かせても、何も起こらないのだが...
と良く木を見てみると、チャンと雌しべだけは残っていた。昔授業で、Y染色体のDNA解析の話をしたが、どうもオス特有の遺伝子は数個しか無いらしい。空しいので、もう授業項目からは外してしまったが、ここでも雄しべはどうやら使い捨てのようだ。やはり、生殖の根幹を担う性の力には脱帽である。


コメント

エゴノキの花は肉厚でずっしりしていて、散り方も桜とはずいぶん違いますね。先日公園を歩いていたとき、遊歩道に散り積もった花は「踏みしめている」感触がありました。それで初めて「こんなにたくさん咲いていたのか」と気づいた感じです。

投稿者 しまりん : 2005年06月03日 07:14

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