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2005年05月28日

たんぼのとんぼ

(しまりん : 2005年05月28日 23:12)コメント (2)

今日は田んぼでトンボ観察。水が張られた田んぼでは、クロイトトンボがざっと見た範囲だけで5匹ほど。あぜ道にはシオカラトンボが2匹。写真に撮ろうとするとサッと数メートル遠ざかり、小憎らしい。さらに、水路側の草むらにハラビロトンボが1匹いました。

0528harabiro.jpg
腹が太く黄色が鮮やかなのでけっこう目を引くトンボです。tosakaジュニアが「とうもろこしトンボ!」と命名したのもうなずけます。手でつかめそうなほど近づいても動かないので写真は撮り放題でした。オスは成熟すると青くなるそうですが、これはメスなのか、若いオスなのか? 尻尾の先の形状で判別できるでしょうか?



さて、再び田んぼに目をやると、クロスジギンヤンマが1匹飛んでいます。青いので、オスがパトロールしているのかと思ったら、田んぼの中ほどに生えた草につかまり、産卵している様子。ウワサの「オス型のメス」のようです! 胸のあたりまで深々と水につかり、かなり長い時間かけて産卵していました。例の、世田谷から通っていたという人が見たら、なんとしても捕まえたいところでしょう。この草の根元の土をごっそり持ち帰りたくなるかも。クロイトトンボも連結したカップルが同じように草にとまって産卵していました。
0528kurosuji.jpg0528kuroito.jpg

しかし、残念ながら田んぼはこのあとすぐ耕されてしまったのでした。ああ、トンボの卵の運命やいかに。

0528akatonbo.jpg

その後、池のほうにも行ってみると、シオカラトンボが2匹、真っ赤なトンボが2匹、クロスジギンヤンマが3匹ほど確認できました。クロイトトンボはあちらこちらにいます。赤いトンボが何なのか確かめたかったのですが、こちらはかなり警戒心が強く、2メートル以内には近寄れませんでした。これがせいいっぱいのピクセル等倍画像。



シオカラトンボが妙な動きをしたので寄ってみると、クロイトトンボを捕まえて食べていました。哀れイトトンボは空中分解。弱肉強食の世界です。全部きれいに食べるのかと思ったら、頭と胸だけ食べて、翅と足と腹は残されていました。マッチ棒みたいだなぁ…。数分後、この残骸もきれいさっぱりなくなりました。風に飛ばされたのか、アリが持ち去ったのか。
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池の下の草むらには、薄いオレンジ色のトンボもいました。ショウジョウトンボのメス、もしくは未成熟なオス?

トンボを見つけても、はっきりと判別できないのが心もとないですね。がんばって修業したいと思います。


コメント

 しまりんさん、またまたクロスジギンヤンマのオス型メスですね。おそらく1シーズンに2頭も確認した経験がある人は日本では他にいないのではないでしょうか。
 さて、写真のハラビロトンボは尻尾の先が尖がっていなくて下膨れという感じなのがわかるでしょうか。これはメスのほうです。ショウジョウトンボはオスです。
 今後の修行の成果を期待しています。

投稿者 tosaka : 2005年05月29日 13:45

tosakaさん、いつもありがとうございます。クロスジギンヤンマは池の上を飛んでいるのも青いのばかりだし、むしろ普通のメスをあんまり見ていません。長池公園にはオス型メスがけっこういるのかも。

投稿者 しまりん : 2005年05月29日 17:48

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