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2005年07月18日

ハゴロモの幼虫

(木原 章 : 2005年07月18日 17:17)コメント (1)

ベッコウハゴロモとアオバハゴロモ、どちらも5月に孵化して幼虫時代を過ごしている。
ベッコウハゴロモの幼虫は、尾部からだしたロウのトゲを傘のように広げていて、
一見、風で運ばれてきた種子が葉に乗っているように見える。

これを、笹の葉かなんかでうまくつつくと、上に向かって逃げ出す。
その時、傘の広がりが少し小さくなって、体全体が見えるように成る。
とは言っても、5mmに満たない大きさなので、撮影は結構大変だ。

笹でつつくと上向きに逃げて
また、下向きに戻ってくる

また、アオバハゴロモの幼虫は、ロウのトゲの他に、細かな白いロウの粉を吹く。
おかげで、木の幹も真っ白にカビが生えたような感じで、
リンゴのヘタなどにこれが付くと商品価値も落ちるので嫌われているらしい。

こっちは、ロウの粉なのおかげで形態が良く判らないが、やっぱり笹でつついて走らせてみると、
足が出てきて、目もはっきりと確認できる。更に、お尻を上げた瞬間には、
ベッコウハゴロモの幼虫と同様のロウの尻尾を持つことも見えてきた。

今日は暑かったので、日陰でこんなことして、遊んでいました、


コメント

ベッコウハゴロモのほうは、図鑑に投稿があってすぐあとに見つけたのですが、アオバハゴロモのほうは先日初めて実物をじっくり観察しました。あれは「カビ」なのだと思っていましたけど、虫だったんですね〜。写真で見るのもいいけど、やはりこれは実物を見るのがおもしろいです。

投稿者 しまりん : 2005年07月22日 21:13

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