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Nag00710 (更新日:2017.5.19) 第一報告者:登坂久雄, 1997.10.5
体長35mm〜43mm。最もポピュラーな赤トンボのひとつ。名前は、秋に見られる茜色のトンボという意味。オスは成熟すると胸が褐色、腹は濃いオレンジ色になるが、真っ赤というほどではない。メスや未成熟の個体は黄褐色〜茶褐色で赤くはない。羽はいずれも透明。止まるときは羽を開いて平らに止まる。 生息場所は、平地や丘陵地の水生植物の多い湿地や沼地。開けた明るい環境を好み、田んぼが最適な生息環境のようである。長池公園では、里山の田んぼで6月下旬から7月上旬にかけて数百匹が羽化している。平地で羽化した成虫は夏の間は涼しい高地で過ごし、秋になると産卵のため再び平地に降りてくる。雌雄が連結したまま、あるいは雌が単独で打水産卵する。成虫は12月上旬ごろまで見られる。卵で越冬し、春になって田んぼに再び水が入れられるころ孵化する。 【ナツアカネとの違い】 ■胸の中央にある黒い筋 アキアカネは先端が次第に細くなる。ナツアカネは直角にスパッと切れている。 ■成熟したオスの色 アキアカネは胸が褐色、腹がオレンジ。ナツアカネは複眼・胸・腹が真っ赤。
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