Togaricrania rubrovitta

 離れて見たときにはあまり特徴のない白っぽい単色のヨコバイにしか見えませんでしたが、近寄ってみると白地にオレンジ色のストライプが入って翅には黒いスポットがあり特徴的な美しい模様をしていることがわかりました。頭部は鋭角的に尖っています。ヨコバイの名前を調べるときに参考にさせていただいている森島啓司さんの「日本のウンカ・ヨコバイ・アワフキ・ツノゼミ類画像集」に掲載されているのを見て、一度実物を見たいものだと思っていたヒメヨコバイです。体長(翅端まで)は約3.3mm。雑木林の林縁で複数の個体を見かけました。

 Togaricrania rubrovittaでweb検索しても画像は今のところ上記サイトだけにしか掲載されていないようですが、新種として報告された時の文献がwebで閲覧できました。それによると、1908年7月17日に東京の大久保で採取したメスの2個体を1931年にS.Matumuraが新種として報告しています。香港でも同種の標本が採取されているとの記載もありました。
 

2009/09/23 八王子市長池公園

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