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マユタテアカネ
学名:
Sympetrum eroticum eroticum Selys

節足動物昆虫綱トンボ目トンボ科

Nag00480 (更新日:2017.5.19) 第一報告者:都市基盤整備公団, 2000.3.31

解説

体長35mm前後の小型の赤トンボ。成熟したオスは腹が真っ赤になるが、胸は真っ赤にならず褐色。オスは腹の先端が上部に反り返っているのも特徴的。メスは成熟しても腹の上面がオレンジ色に染まる程度。未成熟なうちは、オスもメスも黄褐色。羽は透明だが、メスの中には羽の先端に褐色斑をもつものもある。

「マユタテアカネ」の名は、顔(前額と呼ばれる部分)に黒斑があり、眉のように見えることに由来する。長池公園で眉のある赤トンボがいたら、マユタテアカネの可能性が高い。

低地〜丘陵の止水域に生息するが、薄暗い環境を好み、長池公園の田んぼのような、林と水田が隣接している場所が適しているようだ。

【ヒメアカネとの区別】
全体的な姿はよく似ているが、ヒメアカネはメスにごく小さい眉斑があるだけ。また、オス・メスともに胸の前面の黒い筋が太く、肩の黄色い線がiの字のように見える。長池公園での観察数はマユタテアカネより少ない。

【マイコアカネとの区別】
眉がある点で似ている。成熟したマイコアカネのオスは、額の部分が水色になる。長池公園ではマイコアカネはきわめて珍しい。

【ノシメトンボとの区別】
眉がある点で似ている。ノシメトンボはオス・メスとも羽の先端に褐色斑があり、胸の中央にはっきりとした黒条がある。赤トンボの中では大きめ。

フォトデータ一覧

マユタテアカネ

(tora, 2013.7.18)

マユタテアカネ

(木原 章, 2008.7.20)

マユタテアカネ

(登坂久雄, 2006.7.23)

マユタテアカネ
オス
(土田広美, 2008.7.31)

マユタテアカネ
オス
(木原 章 , 2007.8.2)

マユタテアカネ

(登坂久雄, 2000.8.4)

マユタテアカネ
オス
(tora, 2014.8.5)

マユタテアカネ

(秀, 2007.9.15)


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