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シロキクラゲ
学名:
Tremella fuciformis Berk.

菌類菌類シロキクラゲ目シロキクラゲ科

Nag00817 (更新日:5/19/2017) 第一報告者:登坂久雄, 5/22/2004

解説

[http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/e-00796.htmlより引用]
形態の特徴: 全体は花びら状〜とさか状裂片の塊で純白色、堅いゼラチン質〜膠状軟骨質で直径10cm、高さ5cmくらいになる。裂片の表面は平滑で外縁部は波打つか不規則に切れ込む。裂片の全表面に子実層を発達させ、その内部はクランプを持つ菌糸による網状構造になっている。担子器は亜球形〜倒卵形で11〜15×8〜11.5μm、子実層の稔性菌糸に埋没して生じ、成熟すると縦かやや斜めの隔壁によって2〜4室になる。それぞれ分かれた各室には1本ずつ長さ25μm以上、直径1.5〜2.5μmの小柄ができる。胞子は亜球形〜倒卵形で無色、6〜9.5×5〜7μm。反復発芽を行うか、酵母状出芽をする。
分布域(県外): 日本、中国、台湾、インド、インドネシア、オーストラリア、南北アメリカ
県内の分布: 沖縄島
生育環境: 初夏〜秋に広葉樹の枯れ枝に発生する。
生息状況: 1988年に恩納村、1989年に名護市で確認されている。
学術的価値: これまでの調査では沖縄島が県内唯一の生息地である。
減少の要因: 本種のキノコの発生が少ない要因は不明である。
備考: 中国では白木耳とよばれ、不老長寿の効があるとして高級な中華料理の材料とされる。
文献: 今関六也・本郷次雄, 1989. 原色日本新菌類図鑑 (II), pp.230-231. 保育社.

フォトデータ一覧
シロキクラゲ
(登坂久雄, 5/22/2004)
シロキクラゲ
(松井英幸, 6/4/2005)

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