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ベッコウハゴロモ
学名:
Orosanga japonicus(Melichar)

節足動物昆虫綱カメムシ目ハゴロモ科

Nag00503 (更新日:5/19/2017) 第一報告者:都市基盤整備公団, 3.31.2000

解説

体長1cm程度のカメムシ目(半翅目)の昆虫
成虫・幼虫の形態は、見て写真の通りで、同定は容易である。前羽の2本の白帯がマーカーに成る。同じ科の「スケバハゴロモ」は、ほぼ同体形で前翅が透明である。しばしば、ベッコウハゴロモと、同一箇所で発見される。
幼虫は6〜7月にかけて、クワやオカトラノオ等の茎で見つける事ができる。幼虫は腹節の突起からロウでできた長い毛の束を出して、背の方に曲げて体を覆っている。スケバハゴロモの幼虫は、鮮緑色の体で、ベッコウハゴロモの幼虫とは明確に区別される。
半翅目(カメムシ目)の特徴として、口はストロー状である。とは言え、その口の形態を観察することは至難の業で、いつも茎にしがみついて口を見せてくれない。
年1回、5月ごろ孵化し7月中旬まで幼虫で過ごした後、7月後半から9月いっぱい成虫ですごし、その後卵で越冬する。
植物の汁を吸う虫で、大量発生した場合は木の勢いを落とすことから、「害虫」に分類されている。
本州以南の全国に生息し、台湾に及ぶ。

フォトデータ一覧
ベッコウハゴロモ幼虫
(木原 章, 7/1/2005)2
ベッコウハゴロモ
(木原 章, 7/30/2005)
ベッコウハゴロモ
(登坂久雄, 8/2/2006)
ベッコウハゴロモ
(好虫親子, 8/2/2008)
ベッコウハゴロモ
(木原 章, 8/4/2011)

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