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オニノゲシ
学名:

植物双子葉植物綱キキョウ目キク科

Nag00353 (更新日:5/19/2017) 第一報告者:都市基盤整備公団, 3.31.2000

未だ、画像は有りません。 解説

[以下、東京都高尾自然科学博物館パンフレットより許可を得て引用]
早春、まだ他の草が茂る前に、刺々しい、白っぽい緑の葉を広げたロゼットが見つかります。これがオニノゲシのロゼットで、春になると急速に大きくなり、5月か6月には真中から茎を伸ばして、黄色い花をたくさん咲かせます。
 傷つけると白い乳液が出るのは、キク科のタンポポ亜科というグループの、共通の特徴です。花もタンポポに良く似ています。キク科の花はいくつか集まって、まるで一つの花のようなかたまりを作り、これを頭花と呼んでいます。頭花を作り一つ一つの花には、花弁が筒のようになった筒状花と、その一ヶ所が切れて平たい花びらのようになった舌状花があり、たいていは頭花の中心部に筒状花、周辺に舌状花という配置になっていますが、タンポポ亜科の植物では、全部の花が舌状科になっているのも共通の特徴です。逆に全部が筒状花になっているグループに、アザミの仲間があります。
 一つ一つの花を大きくしないで、小さい花を集めて大きな花のようにするというのが、キク科植物の共通の特徴です。大きな花の方が花粉を運ぶ昆虫に目立つので、小さな花を集めて大きなかたまりにした方がいいのだという説明もありますが、それなら大きな花をつくれば同じことでしょう。キク科の植物では、頭花のまわりを総苞と呼ばれるがくのようなものが取り巻いていて、つぼみの時に花を保護していましたが、これも頭花を作った結果必要になった、余分の構造です。
 一つの花は一つの種子の入った、一つの果実になります。果実には真っ白な冠毛がついていて、風で飛んでいき、またどこかで刺々しい、白っぽい緑色のロゼットをつくります。

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