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シロツメクサ
学名:

植物双子葉植物綱バラ目マメ科

Nag00162 (更新日:5/19/2017) 第一報告者:都市基盤整備公団, 3.31.2000

解説

[以下、東京都高尾自然科学博物館パンフレットより許可を得て引用]
四葉のクローバを探したことがありませんか?シロツメクサは普通は3枚一組の小さい葉を長い柄の先に広げ、葉には白い模様があります。茎は地面をはうように伸びて、所々から根を出して、さらに伸びていきます。古い葉は茎とともに枯れていくので、これは地面をはって移動しているのと同じことになります。 
 葉っぱと同じように地面をはう茎から長い柄を伸ばして、白い花の丸いかたまりをつけます。一つ一つが少し細長いけれども“豆”の花で、上に1枚、旗のように広がった大きめの花びらがあり、下に2枚が向き合って、さらにその内側に一番小さい2枚が向き合っています。花粉を運ぶ虫はこの花びらの中、一番奥にある蜜を知っていて、頭を花の中に入れて、舌を伸ばして蜜を吸います。一つの花が終わったら次の花へ、一つ一つ探っていきます。こんなことができる虫は、どんな虫でしょうか?花に来る虫を他の花と比べてみましょう。
 花はやがて実になります。やはり、“豆”の実で、鞘の中に種子が2〜3個入っています。花のボールは、少しみすぼらしい実のボールに変わっていきます。シロツメクサは春から秋までずっと花が咲き続け、順に実になりますから、春の早い時期でなければ、花のボールの他に実のボールになったものも見つかるはずです。
 シロツメクサの根には小さなこぶがついています。これは“根粒”と呼ばれ、特殊な菌を飼育して空気中の窒素を生き物が使える形に変える場所です。このため、土の中に栄養が乏しくても、シロツメクサは生長し、花を咲かせ、実を結ぶことができるのです。

フォトデータ一覧
シロツメクサ
(しまりん, 5/4/2005)

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<a href="http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/FMPro?-DB=NagName.fp5&-lay=all&-Format=Namepage.html&NagID=Nag00162&-Find" target="_blank">シロツメクサ</a>

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