国内では、採集個体数がきわめて少ない寄生性種である。 【概要】 体長はメスが12-18mm、オスが12-17mm。メバエ類のなかでは大型種である。個体の大小差は、寄主サイズに由来すると考えられる。全体が茶褐色を呈する。両複眼の内縁部には、それぞれ1個の黒点がある。最近の大社砂丘における調査によると、オオズグロメバエよりも早く出現し、活動期間は5月中旬から6月中旬であった。寄主は、ヒメハナラナガツチバチと推定される。寄主がよく訪花するハマヒルガオの花の周辺で待ち伏せが見られる。国内では、本州・九州に分布する。国外では、中国・韓国からも分布が記録されている。
NagP04978
生き物図鑑を作る会