子実体はオサムシの成虫、稀に幼虫、サナギから発生する。寄主の体各部より不規則に曲折する径約1mmの黒色で堅く長い柄から樹状に枝を分岐させ、その先端に径1mmの丸い白粒をつける。白粒は成熟すると分生子を生じ粉状になる。先端の白粒部分がよく目立つが樹状の部分は黒色で見落としやすい。本菌は分生子世代の冬虫夏草である。胞子果をつくるといわれるが、筆者はまだ見ていない。分生子世代は関西ではかなり広く分布するが、全国的には珍しい。 日本全土(東京都高尾山、石川県金沢市、滋賀県大津市には多い)。 [京都府レッドデータブック参照 http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/bio/db/fun0036.html]
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生き物図鑑を作る会