殻つきのピーナツのような風貌のゾウムシで、体長は、15ミリ前後と、ゾウムシの中ではかなり大形の部類です。色は、写真のような茶褐色のものも見られますが、多くは、もう少し白っぽい色をしています。 よく似たものに、ヒメシロコブゾウムシというのがいますが、こちらは、シロコブゾウムシよりもひと回りくらい体が小さく、色はより白に近く、背中の黒と茶の模様が縦長の二等辺三角形をしていることが見分けのポイントとなります。 シロコブゾウムシは、クズ、ハギ、フジなどのマメ科の植物を食べます。これに対して、ヒメシロコブゾウムシは、シシウドやヤツデを食草にします。長池公園の植生を考えると、シロコブゾウムシのほうがよく目につくのも納得できます。 シロコブゾウムシは、羽を使って飛ぶこともできますが、外敵の気配を察したときに飛んで逃げることはあまりなく、じっとしていたり、ときには死んだふりをしてポトリと下に落ちたりして(擬死)外敵をやりすごすることもあります。
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生き物図鑑を作る会