体長42〜52mm。羽化したては薄い黄色だが、成熟したオスは全身真っ赤になる。メスは橙色。赤トンボといえば一般にアカネ属のトンボをさし、ショウジョウトンボは属が異なるのだが、「いちばん赤くなるトンボ」といっても過言ではない。アカネ属のトンボに比べて腹部が太めで平べったいのが特徴。 長池公園では、5月中旬から8月にかけて水車小屋上の池や田んぼ、姿池周辺などで数多く見ることができ、水車小屋上の池で羽化が確認できる。6月には真っ赤な個体をよく見かけるようになる。 ショウジョウという名前は、中国の伝説の動物「猩猩」にちなんだもの。「猩猩」は、狗に似て髪が長く、端整な顔立ちで群れをなして伏して歩き、鳴き声は小児あるいは犬に似ているという。赤ら顔をしていて非常に酒好きな動物とされる。また、動物の中で最も赤い血を持つという。 「猩猩」の名がついた生き物としては、ショウジョウバエ(赤い目をしていて酒によく集まる)、ショウジョウバカマ(猩猩袴)、ポインセチア(猩猩木)などもある。
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