体長53〜57mm。腹が太めでがっしりした体型をしており、シオカラトンボより少し大柄。シオカラトンボとの相違点は、成熟したオスの腹の青みが強いこと、腹の先端の黒い部分が少ないこと、複眼の色が黒または茶褐色であること、羽の根元に黒い斑紋があることなど。オスが青色なのは、成熟するにつれて胸や腹に粉をふくためで、メスや未成熟なオスはその部分が鮮やかな黄色をしている。 薄暗い木陰のある小規模な水域を好み、明るい開けた場所を好むシオカラトンボとは棲み分けているらしい。長池公園では、シオカラトンボより個体数は少ないが、水車小屋上の池や田んぼの周りの茂みに近いところにオスがよく姿を現す。メスは普段は林縁などに潜んでいて、産卵の時にオスの縄張りに現れる。植物の多く茂る浅い水域にメスが単独で打水産卵する。
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生き物図鑑を作る会