体長35mm前後の小型の赤トンボ。成熟したオスは腹が真っ赤になるが、胸は真っ赤にならず褐色。オスは腹の先端が上部に反り返っているのも特徴的。メスは成熟しても腹の上面がオレンジ色に染まる程度。未成熟なうちは、オスもメスも黄褐色。羽は透明だが、メスの中には羽の先端に褐色斑をもつものもある。 「マユタテアカネ」の名は、顔(前額と呼ばれる部分)に黒斑があり、眉のように見えることに由来する。長池公園で眉のある赤トンボがいたら、マユタテアカネの可能性が高い。 低地〜丘陵の止水域に生息するが、薄暗い環境を好み、長池公園の田んぼのような、林と水田が隣接している場所が適しているようだ。 【ヒメアカネとの区別】 全体的な姿はよく似ているが、ヒメアカネはメスにごく小さい眉斑があるだけ。また、オス・メスともに胸の前面の黒い筋が太く、肩の黄色い線がiの字のように見える。長池公園での観察数はマユタテアカネより少ない。 【マイコアカネとの区別】 眉がある点で似ている。成熟したマイコアカネのオスは、額の部分が水色になる。長池公園ではマイコアカネはきわめて珍しい。 【ノシメトンボとの区別】 眉がある点で似ている。ノシメトンボはオス・メスとも羽の先端に褐色斑があり、胸の中央にはっきりとした黒条がある。赤トンボの中では大きめ。
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