しまりんさんこんばんは。
質問を投げかけられると、ちょっと調べてみたくなり、あれこれ見て回っていました。モンキアゲハは日本海側では北は石川県まで、太平洋側ははっきりしませんがどうやら北は茨城県までらしいです。房総や伊豆では普通に見られるので、確かに暖地系の種と思っています。ただ、雪の多い石川県というのが。また、カラスザンショウは日本海側の北限が青森。太平洋側はわかりませんでした。東京や埼玉などの内陸では、ミカン、ユズ、カラスザンショウにつき、1970年代にはこれらの地域でも春型が見られようになっているので、蛹で越冬できているようです。このことは、暖冬傾向にあるためと考えられているようです。雪の多い日本海側の地域でも蛹が雪の下にあれば、氷点下以下にはならないので、越冬できるのでしょうか。そうすると、石川にいて、富山、新潟にいないのも不思議なことです。モンキアゲハの分布制限要因は何なのでしょう。氷点下以下の低温以外にもあるのか、また、低木のサンショウを食べるといった話がなく、モンキアゲハの行動が、開けた場所、樹冠などで、林内に入れないことも一因なのでしょうか。こういうきっかけから、いろいろ調べてみると、わからないことだらけで、それが想像、仮説を生み出し、面白いですね。
長いコメントとなり、お許しください。