撮影ノート

フォト種名検索

編集

オオマリコケムシ

撮影
2006/8/20
内野秀重
4

NagP03290 (作成日:8/20/2006, 更新日:10/19/2015)

地図データ入力

撮影者コメント

築池デッキ付近の水没している枝に付着していた物体ですが、生物か無生物かさえわかりません。写真の写っている範囲で長さ25センチほどあり、枝の周囲を取り巻いている堅い海綿状の物質です。一見、卵の集合体のような感じがしますが、ほとほと頭を悩ませています。どなたかご教示くださいませんでしょうか?このほかにも、2つほど見つけています。

くまじろう ( 8/20/2006)

コケムシの仲間かな?
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/storageo/page_020601_1.html

木原 章 ( 8/20/2006)

なるほど、淡水産コケムシですね。さすがくまじろうさん、良く思いつきましたね。
こちら、ナポリの実験所所蔵の海産コケムシ類の標本にも、木くずについたコロニーが有りました。
CALPENSIA NOBILISと言う種で、1960年にイスキア島で採集された標本です。

内野秀重 ( 8/20/2006)

くまじろうさん、木原さん、ご教示、ありがとうございます。れっきとした動物の群体だったのですね。淡水にこんな生き物がいたなんてまったく知りませんでした。「国際コケムシ協会」なるものもネットで出てきました。外観的にはオオマリコケムシ(クラゲコケムシ)ではないかと思いました。

内野秀重 ( 8/24/2006)

長池のコケムシ、いろいろと調べて見ましたが、北米産のオオマリコケムシ Pectinatella magnificaと断定します。1972年に河口湖で発見され、各地の池、ダム湖で見つかっています。オオクチバスやブルーギルの放流とこのコケムシの出現は当然関係しているものでしょう。ブルーギルの胃から見つかったという報告もあります。在来のコケムシの仲間と競合しているのではないかとの専門家の推測もあります。

この写真へのコメント が有れば、ご記入下さい。(メールアドレスは公開されませんが、必ず入れて下さい。)

お名前
e-mail
コメント
画像ファイル名
編集パスワード


<a href="http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/FMPro?-db=nagphoto.fp5&-format=photopage.html&-lay=all&NagP=NagP03290&-find" target="_bank"><img src="http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/Photo/NagP/NagP032/i/060820125241.jpg" alt="" border="0"></a>

生き物図鑑勉強会