本日、公園に定規を持参してあれこれ見てみたところ、28日に撮影したこの虫の体長は、大きくても、せいぜい10ミリほどではないかという感触がえられました。図鑑などにある体長についての記述との関係で、この体長のものをツマキアオジョウカイモドキとしてよいものかどうか、つまり「個体差」の問題に解消してしまってよいのかどうか、私にはよくわからないのですが、くまじろうさん、それから個別にお伺いした登坂さんのアドバイスにしたがって、ツマキアオジョウカイモドキに訂正いたします。
長いですが、以下に顛末を記します。
撮影した葉の寸法を測って、そこから虫の体長を割り出してみては?というアドバイスをいただき、定規と上記写真をプリントアウトしたものを手に公園に向かいました。ところが、「まさにこの葉」というのを探し出すことができませんでした(そもそも、ヤマブキをニガイチゴとしていたことがわかった段階で、自分の記憶の信頼性が完全に瓦解)。
ヤマブキの葉の大きさも、また、茎の太さも本当にさまざまで、この場所がどんぴしゃりで割り出せないかぎり、虫のサイズを割り出す根拠にはなりえません。これに対して、托葉の長さは、葉の大きさ、茎の太さにはあまり左右されず、狭い範囲にまとまっているようだというのがわかりました(葉の付け根にある2つ1組の赤いピラピラが托葉です)。ヤマブキの托葉の長さは、非常に短いもので5ミリ、長いものは10ミリほど、多くのものは7〜8ミリでした。
上の写真では、長いほうの托葉よりも甲虫のほうがわずかに長いですが、そうすると、最大限でも虫は10ミリほどということになろうかと思います。というわけで、コメント2つめの私の1.5センチという記述も、うそっぱちだということもはっきりしました。あやふやな記憶でお騒がせしてしまいすみません。また、いろいろとご教示いただきありがとうございました。