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オオニジュウヤホシテントウ群

撮影
2005/6/17
美地麗湖
13

NagP01553 (作成日:6/18/2005, 更新日:10/19/2015)

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撮影者コメント

以下のような曲折を経ましたが、分類としてはヤマトアザミテントウということになりそうですので修正いたしました。

−−−

里山のジャガイモの葉の上にいました(いわゆる「害虫」です)。ナナホシテントウやナミテントウが肉食(アブラムシ)なのに対して、こちらはベジタリアンというわけです。

図鑑にはニジュウヤホシテントウのほうが登録されていて、これがどちらなのか確信はないのですが、
http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/black-spot5.html
などを参照して、とりあえずオオニジュウヤホシテントウ(正体不明)にしました。

いくつかウェブ検索をしたかぎりでは、両者の見分けのポイントは
 ・小楯板(翅の付け根の真ん中の三角形の部分)の色
   ニジュウ〜は体色と同じ茶色
   オオニジュウ〜は斑紋と同じく黒っぽい
 ・斑紋の大きさ
   オオニジュウ〜のほうが斑紋が大きい
というあたりのようです(が、決定的でもなさそうです)

また、オオニジュウ〜のほうが涼しい場所を好むようで、関東や近畿では両者が混在する傾向が見られるそうです。

くまじろう ( 6/18/2005)

中央の斑紋がくっついてるし
ヤマトアザミテントウってことはないですかね?

くまじろう ( 6/18/2005)

ちなみに、私が撮影したニジュウヤホシテントウと思われる個体
私の持ってる図鑑も斑紋が大きく、オオニジュウとニジュウの区別が難しいんですが
図鑑の信頼度ってどれぐらいなんですかね?

美地麗湖 ( 6/18/2005)

うーん、予想通りのツッコミが入ってしまいました(笑)。
中央の斑紋の様子から、私も「ヤマトアザミ」を疑ってはみたのですが
ネット検索のかぎりでは、ヤマトアザミがジャガイモを食害する
という記述を見つけられなかったのです。

同じ個体かどうかはわかりませんが、今日も元気にもりもり食べてました!

くまじろう ( 6/18/2005)

↓ジャガイモの葉も食べるって、書いてありましたよん。
http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/epilachna-niponica.html

木原 章 ( 6/18/2005)

形態は、どう見てもヤマトアザミテントウに見えますね。でも、食性が違っている!
これは、一応採集して標本にし、専門家に判定してもらった方が良いかもしれません。食性と言う点で、新発見の可能性有り!
http://www2.mus-nh.city.osaka.jp/learning/Ent/Ladybeetle-key/black-spot5.html

木原 章 ( 6/18/2005)

さっき書いた、ホームページの製作者のページに、昆虫質問アドレスが書かれています。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/shiyake/shiyake.html
美地麗湖さん、よろしかったらこの質問を投げ掛けてみて下さい。

美地麗湖 ( 6/18/2005)

くまじろうさんのご指摘のページ、見落としていました。
(最初に引用したのと同じサイトにあるのに・・・。すみません)
今、「昆虫おたずね掲示板」には質問を出していますが、
こちらの成り行きで、木原さんのご指摘のサイトに質問をしてみます。

ところで、採集して標本にするって、どうやったらいいのでしょう。
明日も多分同じところ(里山の畑のジャガイモ)で、もそもそ食事をしていると思うのですが・・・。
これだけ写真を撮っていてナンですが、触るのはちょっと苦手(笑)。

木原 章 ( 6/18/2005)

ん!くまじろうさんの投稿を書いているうちに見過ごしたようです。該当のページ、先程の問い合わせ先として挙げた、かなり信頼度の高いページで、問い合わせる必要無くなりましたね。

木原 章 ( 6/18/2005)

やたらとレスの付く画像ですね!
甲虫標本は、足を整えて乾燥するだけみたいですよ。綺麗に色を残したい時は、シリカゲルと電子レンジと言う裏技も有るようですが。
http://www.g-sigma.co.jp/beetles/b_sakusei3.htm

くまじろう ( 6/18/2005)

おたずね、丁度見てきたところです。
ツッコんだ張本人としては、結果期待しています。(^^)

標本の作り方ですが、
私の場合(小学生の頃ですが)、熱湯で殺してから形を整え、自然乾燥させてました。
最近どこかのサイトで見たのですが、小さい昆虫の場合、展足は脱脂綿などを使うといいらしいです。
な〜んて言っても初心者には難しいですよね。どなたか詳しい方にお願いしたほうがいいかもしれませんよ。
とはいえ、観賞用と、専門家の同定用の標本とは作り方が違うらしいので注意が必要かも。

美地麗湖 ( 6/19/2005)

「おたずね掲示板」で、「最近の扱いはわかりませんが」との前置きつきで、「東京西郊型のエピラクナ」ではないかとのご指摘をいただきました。
東京西郊型エピラクナというのは、ヤマトアザミの外観を持ち、ジャガイモを正常な食草にするタイプのエピラクナ属のテントウムシのことだそうで、ヤマトアザミのなかに入れられているそうです。
一方で、保育社の本には、東京西郊型でなくてもジャガイモ畑に進出するとの記述があるとのことです。

くまじろう ( 6/19/2005)

Epilachna属、恐るべしですね。
勉強になりました。ありがとうございました。

木原 章 ( 7/26/2007)

どうやら、話しは巡り巡って、「ルイヨウマダラテントウ(東京西郊型エピラクナ)」と言う方向に行きそうですね。小生が撮影した個体も笹の葉にとまっていたりして、この仲間になるような気がします。

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