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Nag00392 (更新日:5/19/2017) 第一報告者:都市基盤整備公団, 3.31.2000
[以下、東京都高尾自然科学博物館パンフレットより許可を得て引用] “かもじ”というのは昔助成が髪を結うときに使った添え毛を指す女性言葉で、今では使われなくなった言葉のひとつです。カモジグサの穂には長いノギ()があって、細い毛の束のようにみえないこともありません。 イネ科というグループは花野形が特殊なので、他の植物の花とはずいぶん趣が違います。まず、派手な花びらはありませんし、蜜もだしません。これは風媒花として進化したためで、おしべとめしべ以外の花の部品が、普通の花と違っていて、並び方も特別なので、花弁やガクという名称が使えません。そこでイネ科の花を表すためには、部品の名前も特別なものを考えなければなりませんでした。おまけに花が小さいので、観察にはルーペが必需品です。 カモジグサはイネ科の仲間の中では花が大きい方ですから、初めて観察する人でも、」勉強しやすい植物です。種類によって雌雄の花が別になったり、花の塊の中の花数が違ったり、柄があったりなかったり分岐したりしますが、基本的なつくりは同じですから、カモジグサを使ってイネ科の植物の花を勉強してみましょう。部品の名前を覚えておけば、図鑑を見るときに役に立つはずです。
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<a href="http://biodb.i.hosei.ac.jp/nagaike/FMPro?-DB=NagName.fp5&-lay=all&-Format=Namepage.html&NagID=Nag00392&-Find" target="_blank">カモジグサ</a>
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